盆踊りを同時に最多人数で踊るギネス世界記録®に挑戦する催しが今月18日、富士通スタジアム川崎(川崎区富士見)で行われた。記録達成こそ叶わなかったが、盆踊りを盛り上げようと、地域関係者が心を一つにして臨んだ。
イベントを主催した同スタジアムは「3千人の盆踊りで世界記録」を合言葉に、近隣町内会などに協力を仰いだ。
飛び入り参加者のために、若宮八幡宮(川崎区大師駅前)などがレンタル浴衣の着付けをサポート。中原区に在住する日本舞踊・日舞扇乃会会主の花柳錦右(本名・藤嶋とみ子)さんは、ギネス認定の立会人として参加した。
世界記録には、都はるみさんの「川崎おどり」を選んで挑戦。川崎区の和太鼓集団「大島橘太鼓 『鼓友』」が「成功を祈り、夜空に響くよう」(市川和美代表)太鼓をたたいた。
踊り手には、社会人アメリカンフットボールXリーグ・富士通フロンティアーズの選手やサッカーJリーグ・川崎フロンターレのマスコット「ふろん太」も加わった。
この日集まったのは1522人。2017年9月12日に大阪府八尾市で行われた世界記録2872人には遠く及ばなかった。
イベントに参加した尹(ユン)清美さん(川崎区藤崎)は「歴史的な日になるかもしれないと張り切っていたが残念だった」と語った。垣浪利之さん(川崎区富士見)は「せっかくのイベントだけに、もっとPRしたほうがよかったのでは」と指摘した。
同スタジアムの山本秀明さんによると、「3週間ばかりでの告知で反省しなければならないが、大勢の方に協力していただいた。感謝したい。次回、ギネス世界記録に挑戦できるかはともかく、今回の件を踏まえ、地域住民がいっそう交流できる場にしたい」と語った。
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