神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

ヤクルト 塩見泰隆選手 快速光る期待の新鋭 開幕1軍積極走塁で魅了

スポーツ

公開:2019年4月4日

  • X
  • LINE
  • hatena
バットを手に今季にかける決意を見せる塩見選手=3月26日、神宮球場クラブハウス
バットを手に今季にかける決意を見せる塩見選手=3月26日、神宮球場クラブハウス

 東京ヤクルトスワローズに2017年のドラフト4位で入団した区内千代田出身の塩見泰隆選手(25)。昨年はケガに泣かされたが、今季は1軍メンバーとしてオープン戦で大奮闘。チームの勝利のための貴重な戦力となって活躍を見せる塩見選手の今季にかける思いに迫った。

 50m5秒8の快速とパンチ力を買われ、即戦力外野手として臨んだ昨季。その期待感は自身の背番号「9」にも表れていた。ところが、春季キャンプ中に足のケガで出遅れ、一軍復帰するもわずか1安打に終わるなど結果に恵まれずに不本意なシーズンを過ごした。

 悔しさを胸に、オフから取り組んだ打撃練習。「ガッついてしまう」癖を矯正し、ボールを呼び込んで打つことを意識しながらコーチと二人三脚で繰り返してきた。それはすべて自身の持ち味である走塁をアピールするため。出塁を第一に考え、とにかく三振を減らすことを最も重要視した。

 練習では2ストライクと追い込まれた状況を想定して打撃に臨み、変化に対応することを心がけた。コーチたちも必死の塩見選手に動かされ、アドバイスを送る。走塁ならまずはベースワーク。盗塁など一歩目のスタートは常に注意を受けた。打撃では、不利な状況からの対応を求められた。「崩されても力強く振る。その言葉を胸に振っていた」。練習は成果となり、オープン戦は打率・385(セ・パ両リーグで2位)、盗塁12の数字を残す。この点について塩見選手は「公式戦ではないので」と前置きしながらも、「盗塁は自信になった。いいスタートが切れれば決められると思った」と振り返った。

相模原の旧友も激励

 オープン戦の好成績で目下の注目株に。それでも「力が入ってしまうので」と至って冷静。「常に平常心で、自分のプレーを」と言い聞かせる。地元相模原の中央中学校時代の旧友からは励ましのメッセージなど嬉しい便りが届く。恩師として敬愛する海老名リトルシニアの飯塚良二監督とは昨季終了後に連絡を取り合い、激励された。「今季は結果を残して良い報告がしたい」と心に誓う。

 開幕1軍をつかんだ今季の目標は「1試合でも多く勝利に貢献すること」。代走や守備交代からの出番が増えることを想定し、とりわけ代走なら、大事な場面で盗塁を成功させ、チャンスメイクを念頭に入れる。「1本の安打で本塁に帰れるような果敢なプレーがしたい」

 自身にとって理想に掲げる選手像は「替えの利かないような選手」。中でも自信のある走力でファンを魅了するつもりだ。「一つでも先の塁を狙う姿勢、積極的な走塁を見てほしい。自分のアピールポイントは走塁なんで」と言い切る。相模原のファンには「一生懸命頑張るので、応援してください」と笑顔を見せた。

 ヤクルトで今注目の新鋭、塩見泰隆。チーム、ファン、地元の期待を一身に背負い、次の塁を、点を、そして勝利へのワンプレーをつかむため、全力を傾ける。

オープン戦でソフトバンク・甲斐捕手から盗塁を奪う塩見選手=3月17日、神宮球場
オープン戦でソフトバンク・甲斐捕手から盗塁を奪う塩見選手=3月17日、神宮球場

相模原市のご葬儀

ニーズに応じた家族葬プランをご用意

https://ceremonyhouse.jp

<PR>

さがみはら中央区版のローカルニュース最新6

泣き相撲参加者募集

亀ヶ池八幡宮

泣き相撲参加者募集

5月26日(日)

4月24日

児童がキャラ考案

富士見小

児童がキャラ考案

地元産キウイの普及へ

4月23日

新人にマナー研修

「とぶ」生き物が集合

「とぶ」生き物が集合

ふれあい科学館で企画展

4月20日

恒例の「ぷちまるしぇ」

恒例の「ぷちまるしぇ」

4月28日、横山台で

4月19日

人気の「溝の朝市」

上溝商店街

人気の「溝の朝市」

4月21日開催

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook