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桜まつり 初の開催中止 ウイルス感染拡大を考慮

社会

公開:2020年3月5日

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一昨年に開催されたまつり会場の様子
一昨年に開催されたまつり会場の様子

 毎年4月に行われている相模原市の一大イベント「相模原市民桜まつり」の開催中止が2月28日、同実行委員会から発表された。新型コロナウイルス感染症の感染拡大を考慮したもので、同まつりが中止となるのは初めて。同会では現在、約300にのぼる参加予定団体への通達を大急ぎで進めている。

 1974年に市制施行20周年を記念してスタートした同まつり。「72万人のふるさとづくり」などをテーマに、市役所さくら通りを主な会場として市民団体の活動発表やパレード、 絵画コンテストなど多彩な催しを行ってきた。統一地方選挙が行われる年(4年に1度)は時期をずらし、5月に「相模原市民若葉まつり」として開催されてきた。9年前、東日本大震災直後の「若葉まつり」が中止になったことはあったが、「桜まつり」が取りやめになるのは初。今年は通算47回目で、「指定都市移行10周年記念」の冠も付け、4月4日(土)・5日(日)の2日間を予定していた。

 実行委は26日に事務局を通して全委員の意見を聞き取り、「開催中止」の意見が多かったため27日、正式に中止を決定。翌28日にホームページへお知らせを掲載し、報道発表を行った。

 同まつりは本番に向けてブース出展内容の打合せや作品の製作、ステージやパレードの演目の練習などを重ねることが想定される。ウイルス感染終息の目途がたっていない現状や準備期間における参加団体の接触、当日における来場者への感染リスクを考えた上での判断となった。

 同実行委の会長でもある本村賢太郎市長は「協議した結果、中止という苦渋の決断を下すことといたしました。感染拡大を予防するためにも、ご理解いただきますようお願いいたします」とコメント。同実行委員長で、(公社)相模原青年会議所理事長を務める市川雄士さんは「皆さんにご準備いただいている中で開催したい気持ちもあったが、早めに決断させていただいた。命を優先してのこと。ご理解をしていただきたい」と沈痛な面持ちで語った。
 

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