県政報告Vol.47
「災害に強いかながわ」に向けた防災力の強化
自民党県議会議員　河本（かわもと）文雄（ふみお）

　本日３月11日で、我が国に大きな惨禍をもたらした東日本大震災から、10年の節目となります。この間も、熊本地震や西日本豪雨、私たちの地元である相模原にも大きな被害をもたらした令和元年東日本台風など、毎年のように大きな災害が発生しています。

　また、２月13日の深夜には、東日本大震災の余震とも言われる、最大震度６強の地震が福島県沖で発生しました。私は改めて、災害の記憶や教訓を風化させることなく、災害に備えていかなければならないとの思いを強くしました。

　災害はいつ起きるかわかりません。切迫性が懸念されている首都直下地震や南海トラフ地震、さらには、新型コロナウイルス感染症と自然災害が重なって起きる「複合災害」への対策も必要です。

　現在、開会中の令和３年第１回神奈川県議会定例会には、「災害に強いかながわ」に向けた防災力の強化のため、次のような事業を実施する予算案が提案されています。

市町村の地域防災力の強化に向けた支援

　「神奈川県地震防災戦略」に掲げる死者数の半減に向けて、住宅耐震対策、消防団・自主防災組織の強化などの市町村の取り組みへの支援を行います。

　また、令和元年東日本台風を踏まえ策定した「神奈川県水防災戦略」を着実に推進するため、避難対策をはじめとした風水害対策への取組みを行う市町村に対する支援を行います。

市町村の複合災害対策への支援

　新たな取組みとして新型コロナウイルス感染症等と自然災害との「複合災害」に備えるため、感染症対策を行う市町村に対する支援を行います。

・避難所等の運営に必要な資機材整備への補助

・消防団の感染症対策に係る資機材整備への補助

　県民の皆様のいのちや財産を守ることは何よりも大切です。県議会でもしっかりと内容を審議していくとともに、今後も県政活動を通じ、「災害に強いかながわ」に向けた防災力の強化をはじめとした防災対策の充実に向けて取り組んでまいります。