職員・久保さん
相模原キャンパスの「一期生」で現在は職員としてキャンパスに通う。「ここには自分の礎があります。またこの場所に来ることができてうれしいです」。青山学院大学相模原事務部庶務課の久保翔さん(39)は感慨深げだ。
大阪府の出身。2003年春、上京し初めて相模原の地を訪れた。「私は厚木キャンパス時代のことを全く知らないですが、当時先輩からよく『ここは恵まれている』と教えてもらいました」。新しいキャンパスは当然ながら全てがきれいで快適だった。「学生もみんなキラキラしていてびっくりしました。(関西から出てきた)私にとっては慣れるのに必死でした」と笑って振り返る。
演劇研究会の練習で声が大きすぎたため苦情が入り防音設備のある部屋へ移されたこと、学食が満席の際、ガーデンでランチをしていたことなど、学生時代の相模原キャンパスにはたくさんの思い出があった。08年に入職しそれまで青山キャンパスに勤務していたが昨年夏、その地に戻ることになった。「勝手に『迎えられている』気がしました。20年経ってもきれいなキャンパスで本当にすごいと思います」