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公開日:2025.01.01
東京電力の伐採木で相模原に新たな循環
東京電力の送電施設敷地内から出た剪定枝や伐採木を原料に、独自の製法で「森の富植土」という有機堆肥を開発。福島県浪江町の農家へ堆肥を支援し続けている人がいる。
南区磯部にある造園会社、株式会社ワコーグリーンの代表、柳谷和幸さんがその人。1回約10トン、片道5時間かけて年に4、5回。農家への堆肥の支援は発災当初から行っている。
「森の富植土」ができたのは2009年。当時、年間1千万円を超える剪定枝や伐採木の処理費用を抑えたいと柳谷さんが開発した。100%天然成分のミネラル液と剪定枝を混ぜて3カ月程寝かせ、発酵、攪拌させる。土に混ぜると窒素やリンを豊富に含んだ土壌に改良されると専門機関で実証されている。
同社の主力事業は東京電力の送電設備敷地内の樹木の剪定や伐採。森の富植土の材料もその伐採木が使われている。柳谷さんの取り組みを知った東京電力は、堆肥を作る場所を柳谷さんに提供している。柳谷さんは「東電さんに協力してもらい、福島の農家の人たちにも喜んでもらえている。受けた恩の循環のような。これからもっといい方向にいくと信じている」と強い使命感を持つ。
一昨年から同社と東京電力パワーグリッド(株)相模原支社で新たな取り組みが始まった。
同支社の社員食堂から出た生ごみを「森の富植土」を使い分解して堆肥にする。15日分の生ごみ、およそ70㍑のポリバケツ2個分。駐車場脇に置いたコンポストで2週間ほど寝かせる。
同支社の小嶋幸雄さんは「社員の意識も変わった。企業で取り組んでいるからこそ意味がある」と話す。柳谷さんは「これを今度は市内の学校でできたらいいね。その堆肥を市内農家さんに提供するとか」。新たな循環の予感に希望が膨らむ。
株式会社ワコーグリーン
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神奈川県相模原市南区磯部44-1
TEL:046-257-3277
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