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大船渡にアジサイを植栽する活動を行う「みどりと花をはぐくみ慈しむ会」の代表 井上 富雄さん 青山在住 58歳

公開:2013年5月30日

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花の安らぎを被災地に

 ○…友好都市・大船渡市に、相模原市の花である”アジサイ”を植栽する活動を行う『みどりと花をはぐくみ慈しむ会』の代表を務める。震災直後から「被災地域に住む人たちの心が安まることを何か出来ないか」との思いから始めたこのプロジェクト。知り合いの家庭や、市の公園、街路などから出る不要となった剪定枝を利用して苗木に育成。挿し木から2年かけて40cm程に育て上げ、その数は約700本になった。6月8日には、そのうち生育の良い240本を選び、市と共同で大船渡の市道などに植栽をする予定。「震災より2年あまりが過ぎ、災害の記憶が薄れゆく中、このタイミングで被災地に行くことが出来るので、その現状を目に焼き付けておきたいと思います。緑と花を少しでも増やして、被災者の心豊かな生活の一助になれれば」と力強い。

 ○…会には現在約20人が所属。「多くの人の協力でここまで来ることができた」と市や地域住民に感謝する。今後、残りの苗木を地域の幼稚園、小中学校に育ててもらい、生育したものを大船渡市へ寄贈していきたい意向だ。「隔年ごとに大船渡に植栽をしに行きたいと思っています。そのためにもプロジェクトの幅を少しでも広げていければ嬉しいですね」

 ○…生まれ育った青山で、20代半ばの時に造園業の会社を立ち上げた。地域の家庭の庭をはじめ、津久井湖城山公園などの区内公共施設、最近ではこの春完成した緑区合同庁舎の植栽にも携わった。仕事のモットーは「多くの人たちが集る場所からプライベートなゾーンまで、人が和める空間を作り上げること」だ。

 ○…趣味のスキーはかなりの腕前。長女夫妻が近くに住み、小学5・3年生と2歳になる3人の孫である女の子が、よく家に遊びに来るという。「忙しくてスキーには中々いけませんが、今は孫と遊んでいる時が一番落着ける時間ですね」と話してくれた。
 

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