町田市の待機児童数(速報値)が4月12日、昨年同数の76人と発表された。地域別で最も多いのは南地区で34人、次いで町田地域では26人。境地域で8人、鶴川地域で6人、忠生地域で2人となった。
年齢別で最も多いのは1歳児で45人、次いで2歳児の20人、0歳児の11人。3歳から5歳児の待機児童は解消している。ただし、保護者の私的理由により待機している児童などを含む保留児童数は380人いる。
石阪丈一市長は同日の記者会見で「南地域の待機児童数減少を目指したが、転入や利用申請が増えている影響があり、定員数の増加が追い付かない状態」と説明した。
市内の入所児童数は8275人で、前年比158人増。市によると、0歳から5歳児の人口に占める入所児童数の割合は48・0%。年々高まっている状況で、利用申請率は52・5%と、昨年の50・4%より上昇している。さらに就学前児童の保育所利用、または利用を希望している人の割合も、年々上昇しているという。
これを受け、市は定員枠の増加を図るため、昨年度に小規模保育事業所を新設。最大19人の定員を増やした。さらに今年度も、定員80人の認可保育所を新設する予定だ。なお、現在の利用定員数は施設整備や既存施設の定員変更などにより36人増の8779人となった。
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