町田 社会
公開日:2026.09.17
自殺対策月間 どう防ぐ 精神分野の訪問看護ステ代表に聞く
9月は東京都の自殺対策強化月間。町田市はそれに合わせ、関係団体と対策を呼びかける取り組みなどを実施しているが、周囲の人が自ら死を選ばないようにするにはどうすればいいのか。中町で精神分野に特化した訪問看護ステーションを開く木村久生さんに聞く。
--自らも自死を意識したことがある
「企業のコンサルティングなどにあたり、仕事が充実していた時、強い恐怖や不快感が高まり、動悸や息苦しさなどを覚えるパニック障害に陥った。『まさか自分が』とショックを受ける一方、死んだ方が楽ではないかと思うこともあった。心が弱いと自らを責めたが、今振り返ると、それが体調不良から起きたことだと考えられる」
--どういうことか
「当時は大量のたばこを吸い、睡眠をしっかり取っていなかったりと不健康な生活を送っていたが、それがパニック障害を引き起こした原因だったと思う。うつなどの精神に関わる病気は心の弱さによるものと考えがちだが、体調不良が要因となる。そのことを心の病気に悩んでいる人には知ってもらいたい。精神を安定させる脳内物質の多くは腸でつくられるといい、健康的な生活を送ることが心の病気を防ぐことにつながるのではないかと思う」
--潜在的に自殺を考える人はいる
「少なくないと思う。特に注意が必要なのは悩みについて周囲や専門家に相談していない人。支援の網に引っかかっておらず心配だ。仕事に就いて周囲とコミュニケーションを取っている人でも一人で悩むことが慢性的になると死への恐怖が無くなっていく。私もそうだったから分かる」
--周囲はどうすれば
「相談できる場所へと導いてもらいたい。悩んでいる人は自分を追い込みがちで、専門家に相談することを恥じる傾向にあるが、風邪をひいた際に病院へ行くのと同じ。心の病気も薬を飲み、改善できるものだ。カウンセリングを受けるのは自然なことと認識してもらいたい。一方で精神科医はなかなか予約を取ることができず、診療を受けられることになっても数分で終わってしまうことが少なくない。より気軽に悩みを相談できる場が増えていってほしいと願っている」
ピックアップ
意見広告・議会報告
町田 ローカルニュースの新着記事
コラム
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!












