NPO法人八王子国際協会の副理事長で在セネガル日本国大使館に勤めた経験もある鈴井宣行さんが、このほどセネガルで過ごした日々を書き記した「ダカール大学客員教授 セネガル滞在日記」を出版した。
鈴井さんは、2006年から07年までの約半年、西アフリカ・セネガル共和国のダカール大学に客員教授として就任。「上辺だけではない彼らの本当の生活を知りたい」とバイクで市井を見て回り、人々の日常生活や文化について実際に見聞きしたものを記録した。鈴井さんは、「70歳の定年を機に、これまで関わってきたセネガルについてまとめた。アフリカについて偏見がある人もない人も手に取ってほしい」と話している。
1994年から2年間、在セネガル日本国大使館で専門調査員として勤めていた経歴も持つ鈴井さん。当時から「アフリカ地域が抱く病気や貧困、紛争などのイメージを取り払う」ため、街中の暮らしぶりを詳細に書きためていたという。
著作に関する問い合わせは揺籃(ようらん)社【電話】042・620・2615。
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