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八王子 文化

公開日:2023.10.26

本場の芋煮 味わって
山形県出身の所長が企画

  • 鍋を囲む参加者と斉藤さん(中央右)

 高尾町にあるホテル「タカオネ」で10月21日、山形県の郷土料理を味わう「芋煮会in八王子」が催され、市内から参加した36人が「本場の味」を堪能した。

 企画したのは、OA機器などを扱うセブンヒルズ株式会社八王子営業所(大和田町)の斉藤孝則所長(49)。山形県出身の斉藤所長は、4年前から八王子に勤務。「コロナも収まり、外で何かできないかと考えた時に、故郷で子どもの頃から慣れ親しんだ芋煮会が浮かんだ」という。取引先などに提案したところ、参加希望者が殺到。想像していた以上の反響に、やむなく対応できる範囲内で申し込みを締め切るほどだった。

 当日は山形県から調理師など4人の「自称・芋煮ソムリエ」が駆けつけて、芋煮の作り方を伝授。参加者は山形県産の米沢牛や里芋、ネギ、シメジなどが入った醤油ベースの芋煮に舌鼓を打ち、新米のおにぎりや玉蒟蒻、シャインマスカットなど山形県のグルメも味わった。友人同士で参加した80代の女性は「具もたっぷりで出汁もおいしい。山形県の味が八王子で食べられてうれしい」と笑顔を浮かべた。

 斉藤さんは「次はもっと大人数で、八王子の食材も取り入れるなど変化も付けながら、季節のイベントとして開催していきたい」と展望を語った。

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