八王子 社会
公開日:2024.08.15
コロナ禍生まれのヒーロー
「バスターフラッシュ」とは
交通整理員の手伝いをしていて登場が遅れたり、観客へのあいさつ途中に空腹で倒れ込んだり--。強いのにどこか「抜けている」、心優しきヒーロー「バスターフラッシュ」。コロナ禍の2022年から多摩地域に姿を現し出したこのヒーローをご存知だろうか。
八王子市の商業施設や 多摩市の夏祭り、日野市の七夕まつりなど、多摩地域のご当地ヒーローとしてイベントなどに登場している「火炎戦士バスターフラッシュ」。赤と白のボディに、軽快なトークと遊び心のある性格が特徴だ。
相棒の「時空戦士ストレイザー」はブラックに身を包み、クールで冷静沈着、バスターフラッシュと共に「闇エネルギー」で世界を滅ぼそうとする悪を「希望の光」で倒すのだ。
ヒーローショーを行えば、会場の子どもたちから「がんばれ」「負けるな」と声援が飛ぶ。一方で、SNSでは「休憩中」の自然体な姿なども投稿。ショーを見た客から「とってもカッコよかった」「跳躍力がすごい」など応援コメントも。「大人の特撮ファン」とも交流し、認知度の幅を広げている。
バスターフラッシュが初めて現れたのは、多摩市にある障害者施設。当時、感染対策で家族との面会が制限され、気持ちが塞ぎ込んでいた利用者たち。そんな彼らを勇気づけようと、室内ではなく窓越しにショーを実施。気持ちは利用者たちに伝わり、よろこんでもらえた。そんな縁もあり、現在のバスターフラッシュらのキャラクターグッズは、この施設の利用者などが手づくりしている。
活動を続けるパワーの源を聞くと、「応援してくれる人の声」と力強く話すバスターフラッシュ。今日も多摩地域の平和を守っている。
ピックアップ
意見広告・議会報告
八王子 ローカルニュースの新着記事
コラム
求人特集
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!












