巧妙な手口も察知 振込詐欺を阻止 市銀2支店に大和署が感謝状
振り込め詐欺の被害を未然に防止したとして大和警察署(瀧口操署長)は3日、八千代銀行高座渋谷支店(中村勇支店長)と三井住友銀行つきみ野支店(藤川剛支店長)に感謝状を贈った。
巧妙な手口の振り込め詐欺を未然に阻止したのは、八千代銀行高座渋谷支店の行員。
2月24日に、高額の預金引き出しに訪れた高齢の男性客に対して、窓口で応対した行員が理由を尋ねたところ「リフォーム資金」との答えがかえってきた。
異常を察知した行員がさらに踏み込んで尋ねたところ、息子と名乗る男から「銀行の窓口で理由を聞かれたらリフォームだと言え」と指導されていたことが判明。 事実を元に息子さんと連絡を取ったところ振り込め詐欺だと分かり、被害を未然に防ぐことができた。
三井住友銀行つきみ野支店でも2月17日に被害を未然に阻止。
窓口に高額な預金の引き出しに訪れた女性客に対し、応対した行員が声を掛け、理由を聞き出したところ、息子を名乗る男から「中絶費用が必要なので弁護士あてに50万円を振り込んでほしい」と連絡があったことが分かった。
事前に携帯電話番号を変更したとの連絡を受けていたことも分かり、職員が振り込め詐欺だと判断。息子さんの元の電話番号に連絡したところ繋がったため、未然に防ぐことができた。
大和警察署生活安全課によると、今年2月末までに大和署管内で確認された振り込め詐欺被害は5件。
被害総額は1048万円で、振り込みではなく犯人が直接自宅に取りにくる事案も確認されている。
同課では「家族から『携帯電話の番号が変わった』『風邪をひいて声がおかしい』など電話がきたら要注意。電話でお金を無心する話が出たら、振り込め詐欺を疑ってほしい」と注意を呼びかけている。
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