市立小学校の2学期初日となった8月26日、登下校の見守り活動をする全ての人を総称する「大和市子ども見守り隊」が発足した。市によると、子どもの見守り活動に関する横断的な取り組みは県内の市で初めて。
昨今、登下校時に子どもたちが巻き込まれる事件事故が発生し対策が議論される中、市は自治会、PTA、小学校、市、警察、交通安全や防犯団体など各組織間の横断的な連携をねらい「大和市子ども見守り活動協議会」を7月16日に設立。各学期の開始前に協議会を開催し情報を共有することや、見守り活動をする人の総称として「見守り隊」の発足を決めた。
市自治会連絡協議会会長で同協議会の会長を務める山元哲夫さんは「これまで組織ごとに『点』で見守ってきたものを、『面』で考えていくための協議体。課題を協力して解決でき、事件の緊急情報も迅速に共有できる」と話した。
個人も「一員」に
「見守り隊」は、自治会やPTA、交通安全関連団体など、日ごろ見守り活動をしているボランティアの組織を再編して新たに発足するのではなく、総称するもの。これまでどの団体にも属さず個人で見守りをしていた人も参加でき、参加すると市のボランティア保険が適用されるようになる。
発足式には、協議会を構成する関係団体など約100人が出席。隊員専用の黄色の蛍光ベストに袖を通した。ベストは600着作成し、各小学校に20〜30着ずつ配布する。
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