大和中学校(藤井明校長)では、生徒たちに新型コロナウイルス感染症に関する知識とともに、派生して起きうる偏見や差別についても学び、適切に行動できる力を養ってもらうための授業を実施した=写真。
授業は、日本赤十字社神奈川県支部制作の「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!」を使用。日赤神奈川県支部では、「今だけでなくこれからの事も考え、困ったときの手助けになるようなものになれば」と同教材を県内の全学校へ提供している。
大和中では道徳の時間を使い、9日に2年生が、18日に3年生が授業を受けた。授業では、ウイルスがもたらす感染症は病気だけでなく「不安・恐怖」「嫌悪・偏見・差別」があり、それぞれがつながり拡がってしまうこと、正しい知識を得て、気づく力が必要なことなどを紹介した。
授業を受けた3年生の男子生徒は「最初に中国で発症したので、勝手に中国のせいにしていたが、良くないなと思った」と反省。別の男子生徒は「知らない間に間違った情報を仕入れていたことに気づいた。正しい情報を知ることができ良かった」と話した。
藤井校長は「我慢して我慢して生徒たちはようやく学校に来られるようになった。各教科の学習も大切だが、視野を広げるこのような授業も大切」と意義を語った。
同校では時期を見て1年生でも実施したいとしている。
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