市立渋谷中学校(神田義和校長)の3年生が4月16日、コロナ禍の医療従事者に感謝の気持ちを伝えるため大和市立病院(矢尾正祐病院長)に千羽鶴を贈った。
学年全員が参加
きっかけは、今年の1月。各クラスの代表が、学年の月目標や全体企画などを議論する学級評議委員会の場で、当時2年生の委員一人が「コロナ禍に、地域の基幹病院として市民の命を支えてくれている市立病院の医療従事者に感謝の思いを込め、千羽鶴を贈りたい」と提案。他の委員が賛同し、2年生125人全員が参加し、千羽鶴を作る企画が始まった。折り鶴は主に総合の時間や休み時間に作成。最終的にたこ糸でまとめて吊るし、高さ約70センチの色鮮やかな千羽鶴を完成させた。
同校によると全員一丸での折り鶴作成は、新型コロナの影響で2年生時に予定していた年中行事が軒並み中止となる中、生徒間の絆を深める貴重な機会になり、製作を始めてから、生徒たちがより意識的に新型コロナ対策を行うようになったという。
贈呈は、2年生で学級評議委員を務めていた生徒の内5人と隈元ひと美教諭が、大和市立病院を訪れ、生徒代表の鈴木真さんが「千羽鶴には医療従事者へのエールと、コロナ終息への思いを込めています。私達もこれから学校全体に感染対策を呼び掛けていこうと思います」と矢尾病院長に手渡した。矢尾病院長は「いただいた千羽鶴は医療従事者を励まし、勇気づけてくれると思います。寄贈いただきありがとうございました」と謝辞を送った。
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