大和市の100歳以上の市民は、9月1日時点で108人(前年同時期比9人減)だった。市人生100年推進課によると、市内最高齢は福田在住の女性で、108歳。市が「敬老の日」にちなんで行っている、市内在住高齢者への祝品贈呈の対象者は過去最多となった。
住民基本台帳に基づく統計によると、市内の100歳以上の高齢者は、過去最多を記録した昨年の117人から9人減で、男性の最高齢は深見台在住の106歳だった。内訳は男性が8人、女性が100人だった。
祝品贈呈は1977年から行われており、敬老の日の祝品贈呈の対象は88歳(米寿)・90歳(卒寿)・95歳・99歳(白寿)・100歳以上の市民で、9月1日時点の対象者は前年比144人増となる2285人。対象者は毎年増加傾向にあり、同課担当者は「高齢社会の影響が大きい」と話している。
前年までは、在宅の対象者には一口ようかん、施設などに入居する対象者にはひざ掛けが贈呈されていたが、今年度からは在宅、施設は問わず全員にクオカードを贈る。
同課の担当者によると「ようかんも喜んでいただいてきたが、対象者の健康状態などによって食べられない場合もあった。そのため対象者が必要なものを購入できるクオカードに変更した」と説明する。
贈呈品は、民生委員・児童委員の手によって在宅の対象者に届けられる。一人暮らしの高齢者も多く、見守り活動の一環でもある。
市が行った人口統計(2024年4月1日現在)によると、大和市の65歳以上の人口は総人口の23・9%にあたる5万8495人。男性が2万6020人(10・6%)、女性が3万2475人(13・3%)。
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