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公開日:2026.06.19
「福祉ネイル」で笑顔生む 大和市桜森の認知症カフェで
日本認知症予防学会が定める「認知症予防の日」(6月14日)に先がけて11日、大和市内のクリニックで認知症カフェが開かれた。参加した認知症患者とその家族らはネイルを体験、会場は終始笑顔に包まれた。
認知症カフェは、認知症の人やその家族らが気軽に集まれる交流の場として全国で行われている。大和市では地域包括支援センターや医療機関のほか、市主催の「やまとカフェ」などがある。
11日に行われた認知症カフェは、認知症サポート医としてやまとカフェに協力している田中千彦医師(68)が院長を務める、たなかクリニック(桜森)で行われた。
「桜森ネイルカフェ」と題した市内では珍しい不定期の認知症カフェで今回が11回目。下鶴間でネイルスタジオ「南の島」を営み、福祉ネイリストの資格も持つ金子房代さん(59)らが参加者を出迎えた。
ネイルカフェは3組限定。この日も認知症で同クリニックに通う患者とその家族がペアとなり、金子さんらの施術を受けた。参加者が男性の場合はハンドトリートメントが行われマッサージなどが受けられる。
参加した女性の一人は爪に塗る色に青をリクエスト。20分ほどの施術で色鮮やかな水色の上に紫陽花が描かれ、「とてもかわいらしい」と満足そうな笑顔をみせた。
田中医師によると、顔に施す化粧とは異なり、ネイルは鏡を使わなくても直接見ることができるため、気分も明るくなりやすいという。
認知症で通院する妻とネイルカフェを訪れた中央林間在住の男性(67)は「今回が2度目。前回は妻の笑顔と家族の会話が増えた」と話す。男性はハンドトリートメントを受け「温かい気持ちになった」と振り返った。
美容やファッションに分類される通常のネイルと異なり「福祉ネイルはレクリエーション。お話をしながら楽しい雰囲気で笑顔になってもらうことが大切」と金子さん。福祉ネイリストの養成にも取り組んでいることから、「担い手を増やし、皆さんの笑顔を増やしたい」と抱負を語った。
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