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公開日:2025.08.15
大和警察署
免許更新が予約制に
8月4日から県内で
大和警察署(松本和彦署長)は8月4日から、運転免許の更新手続きを完全予約制に移行した。これは県下一斉の取り組みで、これまで場所や時間帯によって生じていた窓口の混雑を緩和し、署員の業務負担を軽減していく狙いがある。
県内では運転免許センターと横浜水上警察署を除く53署の合計54カ所で更新手続きが可能となっている。県内の年間更新受理数は約123万件に上り、大和警察署での昨年の受理数は約1万4200件だった。
これまでの制度では、同署は大和市と綾瀬市在住者のみが受け付け対象だったが、新制度では予約をすれば県内すべての警察署や免許センターでも手続きが可能となった。例えば、相模原市在住で大和市に通勤している人が、職場近くの大和警察署を訪れ、更新手続きを行うといった利用も可能になる。
ネットと電話で
予約方法は、インターネットの予約システムまたは予約専用ダイヤルの二通り。インターネット予約では、免許保有状況や希望する講習区分を選択し、免許証番号やはがきに記載されている予約番号などを入力して手続き場所と日時を決定する。電話での予約は専用ダイヤル(【電話】0570・011・171)にて平日午前9時から午後5時まで受け付けている。講習区分が「優良」、「一般」、「違反」、「初回」、「高齢」のすべての人が対象。更新連絡書が届いていない人や海外渡航、出産などを理由に期間前に手続きをする人などは対象外となる。
同署交通総務係の森田美咲巡査部長は、「予約数で混雑予想ができ対応しやすくなった。この制度が浸透すれば、業務負担軽減につながるのでは」と話す。さらに「予約をせずに来署した場合も予約枠に空きがあれば対応できるが、時間を要する可能性があるため事前の予約を」と語った。
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