12月11日から20日は、年末の交通事故防止運動期間。厚木警察署管内では、昨年末に死亡事故が多発し、今年もすでに6件の死亡事故が起きている。無事故で年末を迎えるため、厚木警察・清水昭人署長と、交通安全協会・笹生準一会長、安全運転管理者会・真田辰雄会長、青少年交通安全連絡協議会・福山忠俊会長に話を聞いた。
県内での今年の人身交通事故件数(12月11日現在)は、2万4699件で前年比マイナス2110件、厚木警察署管内では1056件で前年比マイナス54件と減少傾向にある。死者数は県で151人の14人増となっているものの、管内では6人で昨年より2人減となっている。清水警察署長は、「みなさんのご協力により、管内は良い方向に向かっている」と話す。
事故の傾向としては、二輪車や高齢者の事故が目立つ。安全の不確認と、夜間の事故が増加傾向にあるという。警察署や各団体では、目立ちやすい明るい色の服装や、反射材の着用を呼び掛け、啓発イベントの際には反射材の配布も行っている。
厚木署では高齢者宅を訪問し交通安全の意識付けを行っているほか、企業からの要望で安全講話の訪問も行っている。「最近では毎週のように講話を行っている。積極性が強く見え心強い。モラルを持った行動を心掛けて」と、安全運転管理者会・真田会長は話している。
また、年末年始にかけて増えるのが飲酒運転。市内でも数件の検挙があるが「氷山の一角でまだまだあるはず。お酒を飲む機会が多くなるタイミング。強く呼びかけていかないと」と気を引き締める青少年交通安全連絡協議会・福山会長。ほかに「何かと忙しくなる年末は携帯電話を使った“ながら運転”や、信号無視などにも気を付けてほしい。ルールを守り、基本に忠実に」と呼びかける。
「事故ゼロ・交通安全を推し進めていくには互助の精神、譲り合いが大切」と語るのは、交通安全協会・笹生会長。思いやりの気持ちやゆとりが大事だ。運転する側だけでなく、自転車や歩行者も交通マナーを守ることが、安心安全につながる。
事故ゼロをめざして、明るい年末年始を迎えるために―。厚木署や厚木市、愛川町、清川村などの行政、各団体ではさまざまな啓発活動を行っている。「厚木警察署では、地域住民の皆さまとともに、各団体や行政と連携しながら、より一層の交通安全を呼びかけていきます。皆さまの引き続きのご協力、よろしくお願いします」と清水署長は呼びかけている。
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