新型コロナウイルスのクラスター(感染集団)が発生した依知南小学校(厚木市下依知)。このほど全校児童・教職員のPCR検査を終え、予定より8日遅れとなる、8月27日から2学期が始まった。
同校では8月初旬に新型コロナのクラスターが発生。14日時点で教員・児童の計16人の陽性が確認され、始業式の延期を決定した。その後、市と保健所との調整により、全児童495人と教職員49人のPCR検査が実施されることとなった。
PCR検査は8月20日に完了し、最終的な感染者数は教員・児童の計20人。いずれも軽症・無症状であり、同校では協議の末、全児童の登校が可能となる27日からの2学期開始を決めた。
全校消毒
2学期の始業式に先駆け、同校で8月24日、市教育委員会職員と学校職員による全校消毒が実施された。
消毒作業では防護服に身を包んだ職員らが、児童が手を触れることの多い、机や手すり、扉部分を中心に消毒液を散布。また机や椅子などをアルコールで一つひとつ丁寧に拭いていった。
同校の外村美佳校長は「夏休みに子どもたちとご家族に多大な心配をお掛けいたしました。全校でPCR検査ができたのも厚木保健福祉事務所や厚木医師会のご協力のおかげ。全員で安心して2学期を迎えることができます」とコメント。また検査終了後からは各担任から全児童へ電話連絡も実施され、「地域の皆さまからも多くの励ましの言葉を頂きました。今後は教職員で話し合い、これまでの対策を続けつつプラスアルファの対策を探していきます」と話す。曽田高治教育長は「地域の皆さま、関係機関の皆さまなど、本当に多くの方々のご協力をいただき、依知南小学校の2学期が開始できました。教育委員会として、子どもたちが安心して学校生活を送れるように、これからも感染防止対策に努めていきたい」と話した。
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