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公開日：2020.12.04
荻野神社で結婚式
「厚木婚」で新たなまちづくりへ
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小笠原徹さん・未季さん夫妻
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厚木市上荻野にある荻野神社（飯谷秀典宮司）で11月28日、神前結婚式が挙げられた。新たな街づくりの一環としてプロデュースされた地元での結婚式「厚木婚」。同神社で初となるその結婚式の様子を取材した。
今回の「厚木婚」を企画したのは、市内飯山で写真スタジオを経営するカメラマンの藤井立秀さん（日本婚礼写真協会理事）。これまで10年以上に渡り、都内で１０００組以上の結婚式の撮影に携わった経験と、厚木の魅力ある地域資源を街づくりに生かしたいという思いで地元での結婚式「厚木婚」を思いつき、飯谷宮司に相談した。
この日、荻野神社で結婚式を挙げたのは、市内緑ヶ丘でヘアサロンを営む小笠原徹さん（38）・未季さん（35）夫婦。結婚から５年、これまで式は挙げていなかったが、藤井さんからの紹介で式を挙げることを決めた。
晴天にも恵まれた当日、紋付袴と白無垢を身にまとった小笠原さん夫婦が車から降りると、親族から「おめでとう」の声。準備が完了すると神道の作法にのっとり、手水を済ませ宮司の先導のもと拝殿へ。式が始まり、宮司による祝詞奏上や、徹さんによる誓詞奏上、玉串奉奠、親族固めの杯など神事は進み、地元の尺八奏者・米谷智治さん、長唄の澤田雄水さんによる演奏が式に花を添えるなど、地域の協力も生かす形で式は行われた。式を終え「良いきっかけになりました。清々しい気持ち、やってよかった」と徹さん、未季さんも「すごくうれしい」と笑顔で話した。
企画した藤井さんは「厚木には豊富な素材があります。地元の素晴らしさを伝え、街おこしにつなげたい。またコロナで式が挙げられなかった方々にも利用してほしい」と話した。厚木婚については【電話】０４６・２４２・７７１７藤井さん。
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