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厚木・愛川・清川 社会

公開日:2026.07.13

愛川町の老舗文具店が閉店セール 名物店長の急逝惜しむ

  • 役場前の目立つ黄色の建物

    役場前の目立つ黄色の建物

  • 混雑する店内

    混雑する店内

 愛川町役場前にある、開業60年を超える老舗文房具店「たまのや」で7月9日から12日にかけて、完全閉店セールが行われた。このセールは、長年店長として地域住民に親しまれてきた市川直久さんが今年6月に急逝したことに伴うもの。初日は開店直後から別れを惜しむ多くの買い物客が詰めかけ、店内はひしめき合うほどの盛況となった。

 同店は文具販売だけでなく、小劇場「たまのや演芸場」を併設。この日は店員3人に加えて劇場スタッフ4人も応援に駆けつけ、計7人体制で慌ただしく対応にあたっていた。劇場スタッフの鈴木俊介さんは「本人は生前、ベッドの上で『愛川の地で色々やりたいことができて楽しい人生だった』と話していた」と故人の思いを振り返った。

 買い物に訪れた町内在住の女性は「店長さんの人柄が本当に良く、書道を始めてからは墨などをいつもここで注文していた。お店がなくなってしまうとすごく不便になる」と話した。

 長年にわたり地域と温かい絆を育んできた同店。多くの人に愛されたその歴史は、惜しまれつつも幕を閉じた。

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