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安定化で「地域医療」支える 神奈川リハビリテーション病院
--新型コロナウイルス感染症の流行が2年も続いています。思いをお聞かせください。
杉山-未知のものに対する手探りの状態から、対処方法や治療方法が徐々に見いだされてきました。感染者の急増による医療のひっ迫で、一部の地域で重症化しても入院できないという事態もありました。そのような状況下で、当院はリハビリテーションの専門病院でありますが、神奈川モデルの協力病院として医療体制の安定化に取り組んでまいりました。
--具体的にはどのような取り組みをされたのでしょうか。
杉山-当院の患者は障がいがある方が多く、万が一、感染してしまうと呼吸機能への影響が懸念されることから職員の行動制限を設け、院内でクラスターを起こさないよう努めました。また感染拡大の防止に向け、ワクチン接種は積極的に対応し、近隣医療機関の医療従事者や福祉施設の利用者と関係者のほか、一般の方に対しては、初めて来院する方を含め幅広く接種を推進してまいりました。個別接種は厚木市民を中心に約1万回の接種を行っております。
--股関節や膝関節など専門性の高い医療機関として全国から患者が訪れるそうですね。診療体制を聞かせてください。
杉山-当院は患者のニーズや状態に合わせ、保存治療や手術手法を多角的に検討し、人工関節手術を含めた最適な治療を提供しています。手術後のリハビリテーションについては、移動などの身体的な負担もなく取り組める環境を整えています。昨年には手術用ロボットを導入しました。これは事前に入力した患者のデータに基づき、ロボットがきちんとガイドし、手術計画に沿った手術を可能にするものです。保険適用で経済負担を気にせず、より安心な医療を提供できます。
コロナ禍で、受診を控えていた方も多いと聞きます。適切な治療は、生活の質の向上につながる方も多くいらっしゃいます。ご相談ください。
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4月19日