厚木市温水のぼうさいの丘公園に10月3日と4日、川崎市消防局のヘリが降下した。厚木市消防本部と連携した山岳救助訓練の一部で、取材に訪れた4日は、山中の要救助者を長いワイヤーでヘリで収容、同公園で救急隊に引き渡し、平塚市民病院に搬送する流れを確認した。
ヘリが救助に向かった先は、収容地点に想定した七沢。同本部の救助隊も到着していたが、現地は降下を阻む風が吹いていた。旋回して燃料を軽くしながら再度降下を試みたが叶わなかった。山岳の上空は到着しなければ分からない強風が吹き上げる事がある。
山岳で多くの人々を救うヘリも、日没後は飛べない。今年6月にあったケースでは、救助隊が要救助者と接触したのが深夜で、朝を待ってヘリで搬送した。霧などで視界が悪い日も同様で、飛来を要請する判断が難しい。また、ヘリが収容可能な場所も探す必要がある。難しい場合は人力で運ぶしかない。訓練は秋の行楽シーズンを前に例年実施しているが、自然の厳しさと関係者の苦労を伝える内容だった。
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