厚木市内の社会人ソフトボールクラブ「厚木クラブ」と「山口ガンチャーズ」の2チームが、9月28日(土)から始まる全国大会に出場する。厚木クラブは「第70回全日本総合選手権ソフトボール大会」、山口ガンチャーズは「第24回日本スポーツマスターズ大会」に挑む。
厚木クラブ(古川貴史代表)は、今年4月に行われた神奈川県予選会で優勝を果たし、6月の関東地区予選会に出場した。関東地区予選会での初戦は8対0、2回戦を5対3で制し、第一代表として全日本総合選手権への切符を手にした。
これまで全国大会に3度出場経験があり、ベスト8の成績を収めたこともある。全日本総合選手権への出場は初となり、池田大和主将は「初出場なので、まずは1勝から。強豪ぞろいだが、どんな相手にも臆せず戦っていきたい」と意気込む。
同クラブには、会社員や消防士、学校教諭など職種もさまざまな25人の選手が所属。週1回の活動に加え、昨年からは下部組織として中学生男子ソフトボールチーム「厚木クラブJr」を結成するなど、ソフトボールの普及にも努めている。
河合陽之介監督は「家族、企業、地域の方々の協力があるからこそ活動ができる」と感謝をにじませ、「少しでも恩返しできるよう全日本総合選手権でも1戦1戦頑張っていきたい」と話す。
全日本総合選手権は28日から3日間かけて長野県伊那市で開催される。初戦の相手は立命館大学(京都府)。
結成30周年
山口ガンチャーズは全国大会本番に向け、9月17日に山口貴裕市長を秋山将喜監督兼選手らチームメンバー11人で表敬した。
同チームは、愛川町の田代運動公園で11チームが参加して行われた第39回全日本壮年ソフトボール大会神奈川県予選決勝戦で、タイブレークの末に敗れたものの日本スポーツマスターズ大会への出場を決めた。
マスターズ全国大会への出場は5年ぶりで、前回は1回戦敗退と苦い思い出となっている。
秋山さんは「神奈川県は全国大会でも好成績を残すようなチームが多くレベルが高い。予選の経験を生かして、全国に厚木の名をとどろかせてきたい。ベスト4を目指したい」と話した。山口市長は「県予選で優勝できなかった悔しさを全国の舞台で晴らす活躍を期待します」と激励した。
1994年に結成された山口ガンチャーズは今年で結成30周年。20年ほどに前には全国大会3位の成績を収めた経験もある強豪チーム。秋山さんは「厚木はソフトボールの盛んな街で、子どもから大人まで、多くのチームが活躍している。スポーツの聖地づくりを進める厚木市を支えられるように、みんなで盛り上げたい」と意気込みを語った。
全国大会は長崎県長与町と時津町で行われ、山口ガンチャーズは28日の初戦で宮崎県代表の日向アンクルズ壮年と対戦する。
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