中央エリア活性化の起爆剤として期待される「ザ・タワー横須賀中央」=写真。昨年末に一般販売分が完売しており、38階建ての躯体もようやく完成、今年11月には竣工する。市が策定した「横須賀中央再生アクションプラン」の認定を受けたプロジェクトとして、商業・住居が一体となった”まちなか居住”に注目が集まっている。
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横須賀中央駅前にそびえる、高さ約143mの複合施設。5階から38階までが住宅フロアで、1〜4階は商業施設ゾーンとなる。1・2階は物販などの店舗、3・4階はレストランやクリニックのフロア。テナント誘致に加え、3階レストランの一部と4階の医療モール事業「横須賀タワークリニック(仮称)」を企画・運営するのが、横須賀エリアマネージメント株式会社。代表の石田重藏さんは「街の新しいシンボルとして、横須賀らしさだけでなく、今までにない事業モデルを発信したい」と話す。
時間帯で異なる料理
同社が3階フロアで計画しているのが「タイムシェアレストラン」。1つの店舗を、午前・昼・午後の3つの時間帯に分けて運営するというもの。約210平方メートルのフロアで、時間によって異なったジャンルの料理が味わえる仕組み。「フロアを共有することで、初期投資は少なくて済む。若手料理人の独立を支援する拠点にしたい」と石田さん。地場産物の使用など、付加価値も加えて「横須賀の新たな魅力づくり」への期待も広がる。
各時間店舗は独立した経営で、同社が企業・会計・宣伝などをサポート。メニュー開発や経営コンサルタントも行う。全国初のビジネスモデルとして話題性も充分。「市内の学校や店舗で腕を磨いた人の受け皿になれば」と話す。
6月にオーディション
来春の開業に向けて、料理人のオーディションを6月に開催する。原則として市内在住・出身で、独立意欲のある人(食品衛生管理者の資格保持者)。詳細は同社【電話】046・822・1818
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