漁師街の長井地区で先月30日、長井定置網(株)が発注した定置網漁船の進水式が長井漁港で行われた。同社は昨年秋に設立したばかりの新会社。新漁船の完成は同地区では10年ぶりとなり、地元の漁業関係者と住民約2000人が集まって大漁を祈願。港がにわかに活気づいた。
新漁船は全長22メートル、最大幅約6メートル、総重量は19・9トン。相模湾荒崎沖にある亀城礁灯台沖で漁を行うことから「亀城」と名付けられ、主にブリやサバ漁に用いられるという。
漁師にとって船は特別な存在だ。長井では船の完成を祝って、地域にお披露目する進水式を行うのが古くからの習わし。大漁旗を船上にはためかせて、餅投げなどの振る舞いを行った。式典後の祝賀会には、地域住民も参加した。
新漁船のお披露目に会場を提供した同組合員の鈴木軍次さんは、「長井全体の水揚げ量が減少している中で、新たに動き出す企業を地域として応援していきたい」と話した。
|
<PR>
横須賀版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|