新型コロナウイルス対策の「神奈川モデル」として、湘南国際村センターでは4月10日から軽症・無症状患者を受け入れている。対応が長期化する中で、ここで働く医療従事者や療養滞在者への支援が広がっている。
三浦半島地域でガソリンスタンドなどを営む湘南菱油株式会社(森崎/大庭大代表取締役)は、「地元企業として支援ができないか」と4月下旬、「湘南国際村にエールを送ろうプロジェクト」を立ち上げた。まずは、同社がFCで経営するファストフード店からフライドチキンを提供。アルコールでの手指消毒で手が荒れて困っているという声を聞き、グループ会社で扱うハンドクリームも寄贈した。さらに、社長夫人の豊子さんの声掛けで、葉山で子ども食堂などを展開しているボランティア団体「はやま食卓プロジェクト」の清水明絵さんと同町の「cafe manimani」の土屋由美さんも活動に賛同。地元野菜を使った弁当やシャンプー、サプリメントなどを毎週継続して届けている。
「エネルギーを扱う地元企業として、皆さんに元気を届け、横須賀・葉山を好きになってもらうきっかけにしていきたい」と大庭さん。施設が受け入れ体制を続ける限り、支援活動を行っていくという。
地域活動に展開
同社が経営するガソリンスタンド「ENEOSセルフDr.Drive葉山SS」(葉山町一色)では隔週金曜日に横須賀市内で獲れた野菜を販売(次回は6月26日)。売り上げの全額を「はやま食卓プロジェクト」の活動に充てる。「コロナ支援だけでなく、生産者や子どもなど地元全体がハッピーになれるような活動にしていきたい」と大庭さん。今後は市内にあるENEOSでの野菜販売も検討している。詳細は「はやま食卓プロジェクト」「湘南菱油」のフェイスブックページで更新・掲載。
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