横須賀版 掲載号:2020年10月16日号 エリアトップへ

でこぼこ道の子育て記 18.義父介護の「同志」と語らい一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木愛

掲載号:2020年10月16日号

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―現在の連載は10年ほど前、子どもたちがまだ小さい頃、介護をしていたときの経験を書いたものです―

 新しい命(次男)を授かったことは、私に大きな希望を与えてくれました。妊婦だからといって家事や子育て、義父の介護‥‥やることはひとつも変わりません。ですが、繰り返しの日常の中でもどこか光が射したような、そんな明るい気持ちで過ごしていました。

 一方で、義父の病状は日を追うごとに進行していました。根気よく続けていた日記やドリルも「分からない」「思い出せない」が多くなり、もどかしさから義父もイライラ。「続ける意味があるのか」―と疑問を抱くようになりました。月に一度の受診で日記とドリルを見せ、義父への問診、病気の進行を抑制する薬の処方…。「このままでいいのかな?」と思いながらも、どうにもできずにいました。そんなある時、幼稚園のママ友から突然連絡が来ました。「おとうさん、病気なんでしょう? もしかして認知症?」。義父のことを周囲にはあまり話していなかったので、彼女の言葉にビックリ。そして、自分の父親も同じ病気だと打ち明けてくれたのです。驚いたのは、年齢や発症時期、さらには症状までがとてもよく似ていたこと。まさか同じ境遇の人が身近にいるなんて!しばらく時間を忘れて話をしました。ひとりで抱えてきた思い、親にもこぼせない愚痴、同じ病気と向き合っている人しかわからないこと…。心から打ち明けられることが、本当に嬉しかったのです。それは、彼女も同じだったように思います。私の心は一気に軽くなったような気がしました。-次回に続く
 

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