横須賀商工会議所は、外国人労働者の日本語能力向上を目的とした語学セミナーをスタートさせた。市内にある企業4社に就労する6人が受講している。
市内のものづくりの現場では近年、人手不足が深刻化しており、ベトナム、フィリピンなどアジア圏からの外国人労働者を受け入れている。そうした中で、仕事を円滑に進めるためにはコミュニケーションが必要不可欠であり、言葉の壁を取り払うために同商議所が企画した。日本語学科のある横浜市の専門学校と連携、オンラインによる週に一度の講義=写真=と自宅学習を組み合わせて展開している。
「慣れない日本で仕事に従事している彼らと気持ちを通わせるには会話が大事。日本語の習得を後押ししたい」と話すのは、三春町にある岡田電機工業の岡田祐作さん。技能労働者としてベトナムから来日している2人の若者に学習機会を提供している。「滞在が3年間と限られているが、日本という国を理解してもらいたい。日本(人)に対して友好的な気持ちを持ってくれたら」と取り組みの意義を話した。
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