全国の海岸でビーチクリーン活動と回収したゴミを使った漂着物アートに取り組む「NPO法人日本渚の美術協会」(本間清会長)は、横須賀市と三浦市にまたがる和田長浜海岸で作品展示と、海を守る大切さを啓発するミュージアムの開設に向けて、資金を調達するクラウドファンディングを行っている。
同協会では回収したゴミを「海からの贈り物」と捉え、シーグラスや貝殻、流木などで「シーボーンアート」と名づけた作品を制作し、体験会や展示会を催している。
「活動をする上で、海のそばでのミュージアムづくりが念願だった」と本間さん。これまで城ヶ島や猿島を候補地に検討を進めるも条件が合わずに行き詰っていたところ、同海岸でハウススタジオを運営する齋藤豊紀さんと出会い意気投合。空き別荘を活用し、カフェやバー、テントサイトなどを有する複合型施設「バンビーノテラッツア」の一角に、ミュージアムスペースを設けることになったという。
本間さんは会員で市内在住の高橋峰男さんや横山実さんらと、改修作業に注力。集まった資金は資材費などに充てられ、支援者にはシーグラスのペンダントやランプ工作キットなどの返礼品が贈られる。
ミュージアムは今年10月末頃(施設全体は来年3月頃)の完成予定で、作品展示やワークショップを開いていく。「施設を海岸美化啓発拠点に据え、海の魅力発信や地域活性化にもつなげていきたい」と意気込む。
締め切りは9月10日(金)午後11時。すでに第一目標の100万円を達成し、150万円をめざしている。
詳細はクラウドファンディングサイト「READYFOR」【URL】https://readyfor.jp/projects/68710
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