藤沢 社会
公開日:2026.05.08
石川在住・宮崎さん 暗闇の中歩いて10年
暗闇の中、毎日約1万歩--。石川在住の宮崎武志さん(85)は視覚障害を抱えながら、自宅から大庭の引地川親水公園までを歩き、先月で丸10年を迎えた。総歩数は同月7日時点で3700万歩以上に達した。「継続は力なり」との言葉を体現している。
「うちの中にいたってしょうがない」。春の陽気麗らかな親水公園でそう語る。市内事業所のヘルパーによる介助もあり、日課の中で負ったけがなどは一つもない。その足腰の強さについて「以前住んでいた、日本でも有数の坂のまちである熱海市で培ったもの」と自負する。
藤沢市内で生まれ育った。生後父は太平洋戦争に召集され、マリアナ諸島方面で亡くなった。一代で身を起こした宮崎さんは、ガソリンスタンド経営や車の販売を行う会社を経営。だが、50代で視力に異変が生じた。進行性視覚障害の「網膜色素変性症」だった。希望を失いかけたが、家に閉じこもる生活に嫌気が差し外でのウォーキングを開始。藤沢に戻った後も次第に範囲を広げていき、1日1万歩が習慣となっていった。
夏の炎天下でも雨の多い季節でも歩き、季節の移り変わりを匂いや音で確かめる。「休みを提案しても『歩く』という」とヘルパーも話す。宮崎さんは「ヘルパーさんやボランティアのおかげで歩いてこられた」と感謝を述べた。
また、10日(日)に行われる神奈川県戦没者追悼式に初めて参加する宮崎さん。「10年歩けたことを父に報告したい。『見守ってくれてありがとう』と言いたい」
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