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横須賀・三浦 文化

公開日:2023.01.01

「ミス日本」ファイナリスト 寺嶋さん
自分の「見聞」広げるきっかけに
1月23日の本選大会に挑む20歳

  • メイクや所作など「だいぶ慣れてきた」と笑顔を見せる寺嶋さん。本選大会では社交力や振袖・ドレス・スポーツウエアの審査、質疑応答などがあるという

    メイクや所作など「だいぶ慣れてきた」と笑顔を見せる寺嶋さん。本選大会では社交力や振袖・ドレス・スポーツウエアの審査、質疑応答などがあるという

  • 「勉強会」では、横浜の下水道施設の見学も=写真左手前

    「勉強会」では、横浜の下水道施設の見学も=写真左手前

 国内で半世紀以上の歴史があり、”日本人らしい美しさ”を持つ女性の社会での活躍を後押しするミスコンテスト、「ミス日本」。1月23日に都内で開かれる本選大会のファイナリスト(13人)に選ばれているのが、市内出身の寺嶋琴さんだ。

 「ファイナリストになると、大会の前に実施されるさまざまな分野の『勉強会』に参加できることに興味を持った。自分の世界を広げるきっかけにできれば」と応募を決めた。ミス日本では内面・外見・行動の「美」を備え、それらを磨きながら時代を切り開く女性を社会に輩出することを目指しており、日本文化や工業技術、SDGsなどをテーマにしたファイナリスト選出者への研修プログラムを充実させていることが特徴。「勉強会で興味深かったのは、横浜市の下水道施設の見学。普段の学生生活では体験できない場所や人に出会えたことは、かけがえのない財産」。これ以外にも、話し方の講座や能の鑑賞、ウォーキングのレッスンなど、濃密で刺激のある日々を過ごしている。

初舞台は市民ミュージカル

 「人前に立つ」経験の原点は鶴久保小6年生の時。「みんなで一丸となって目標に向かう原動力になりたい」と自ら応援団長に手を上げた。中学2年生から高校1年生の3年間、「よこすか市民ミュージカル」に在籍。横須賀に伝わる古代の伝承をもとにした作品「ナミとチャル」のナミ役でステージに上がった。「舞台での発信が横須賀の魅力を知ってもらうきっかけになる。そう思うとワクワクした」。ステージでの”度胸”もここで培った。

 もうひとつ、自分の成長に大きく影響したのが、「横須賀」というまちだったと振り返る。英語に触れる機会が多い土地柄。自宅の隣には米軍人が住んでおり、「自分でコミュニケーションを取りたい」と語学の習得にも力が入った。高校1年生の時には、姉妹都市のコーパスクリスティ市(アメリカ・テキサス州)へ、市の交換学生として赴いた。「横須賀と日本の魅力を伝えることにとどまらず、文化や言語、環境の異なる国との交流や相互理解など、たくさんの気付きを得られた貴重な体験でした」

「司法改革を手掛けたい」

 東京大学(2年)に在籍し、弁護士を目指して裁判の傍聴にも足を向ける。そこで関心を持ったのが、外国人の裁判に関わる法廷通訳人の制度。言語の壁があり、異国での裁判に不安を抱えているにも関わらず、通訳人の絶対数が少ないという現状がある。「外国人の権利という視点だけでなく、日本の国際的な立場にもかかわるもの」と問題を提起。アメリカへの短期留学時に感じた「外国人」の心細い気持ちも重ねて、「司法制度の改革に携われる人材になりたい」と夢を抱く。

 「東大は、勉強だけでなくさまざまな分野にチャレンジしている人が多く、刺激を受けている。興味を行動に移せるのが私の強み」。ミス日本への挑戦は、自分の「今」を俯瞰して将来と向き合う絶好の機会となった。

 本選大会では審査員からの質疑応答も重視される。このステージは、これまでの学びや経験の集大成を披露する場でもある。「横須賀出身の”誇り”も伝えられたら」

  *  *  *

 来週、成人式を迎える20歳。記念写真は、ヴェルニー公園で海を背景に「前撮り」した。式では横須賀での旧友たちとの再会を楽しみにしている。

 学業など多忙な中で、密かな趣味がマンホールカード集め。「現地の文化や歴史背景も知ることができるので奥深い」と旅の話になると、表情が少し柔らかに。そして、大会を控えて「小さいころから、自分の向かう方向を見守って後押ししてくれた家族にも感謝したい」とほほ笑んだ。

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