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横須賀・三浦 意見広告

公開日:2023.03.10

県政報告
防災・減災のため、急傾斜地崩壊対策に全力
公明党 神奈川県議会議員 亀井たかつぐ

 先月6日未明、トルコ南東部のシリア国境付近を震源とする大地震が発生しました。甚大な人命被害とともに、多くの建物の倒壊や損壊が広がっています。改めて、お亡くなりになった方々に衷心よりお悔やみを申し上げるとともに、被災された方々に対してお見舞いを申し上げます。

現場に足を運んで見えてきた課題

 我が国においても、首都直下型地震の発生が高い確率で予想されています。急傾斜地(崖)の多い三浦半島の地理的環境を踏まえ、事前の対策が重要であることは言うまでもありません。

 私は16年前の初当選以来、この急傾斜地崩壊対策に奔走してきました。対策工事には、大きく分けて、神奈川県の単独予算で行う「県単工事」(採択基準:崖の高さ5m以上かつ角度30度以上かつ保全家屋5戸以上)と、国の予算も入る「公共工事」(採択基準:崖の高さ10m以上かつ角度30度以上かつ保全家屋10戸以上など)の2種類があります。

 しかし、市民の皆様の声をもとに、実際に急傾斜地の現場に足を運んでみると、崖の高さが5〜10mほどの急傾斜地が大変多いのです。これでは、予算の面から、県単工事だけではいくつもの工事をまかない切れず、一つの工事が完了するまで、別の地域の対策工事は長期間待っていただくというケースも発生していました。

 そこで私は、県単工事の予算増額を毎年のように県に訴えるとともに、黒岩知事に対して、公共工事の採択基準の緩和を国に働きかけるよう要望してきました。

自然災害への備えに万全期す

 そのような中、先日令和5年度予算案が衆議院本会議で可決され、居住誘導区域等の条件はあるものの、公共工事の崖の高さの採択基準を「10m以上」から「5m以上」に緩和することが盛り込まれました。長年の主張が実ったことで、地域の防災減災の取り組みが、より早く、より広く実施できることになります。

 今年は関東大震災から100年目を迎える節目の年。また、明日3月11日は、東日本大震災から12年です。いつやってくるか分からない自然災害への備えは、常に「待ったなし」です。皆様の命と財産を守るため、こうした急傾斜地の対策をはじめ、三浦半島の防災・減災対策に、今後も取り組んで参ります。

亀井たかつぐ

https://kameisite.com/

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