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横須賀美術館「鈴木敏夫とジブリ展」 時代の空気を感じられる 書籍や映画作品のコレクション
横須賀美術館(鴨居4の1)で開かれている「鈴木敏夫とジブリ展」が好評だ。3月20日の開始から4月末の時点で約8万人が来館しており、同館の企画展として記録的な数字となりそうだ。
ジブリ作品のファンだけでなく、世代を超えて幅広い人の興味を引く展示内容になっていることが人気の要因。1948年生まれの鈴木敏夫氏が過ごした少年時代を振り返るコーナーなど、同時代を生きた人なら共感できる貴重な資料や懐かしい品々に出会うことができる。
特筆すべきは「四畳半の原風景」と題した再現空間。裸電球が吊るされた薄暗い部屋には山積みの漫画本が置かれ、懐かしいポスターが貼られている。まるで1950年代の空気を真空パックしたかのようであり、鈴木氏が好きなモノに囲まれて過ごした時間を思い起こさせる。
新旧の名著から知る人ぞ知る1冊まで8800冊もの書籍を集めた本棚、影響を受けてきた映画作品のコレクションなどもあり、膨大な資料から鈴木氏を形作ってきた原点に触れられる。
会期は6月18日(火)までで残すところひと月あまり。観覧は予約制で平日の来館がおすすめ(平日のみ空きがあれば当日券あり)。観光気分を味わえる観音崎航路(三笠─観音崎)も土・日限定で運航。「観覧割」「ペア割」「市民割」などのプランも用意。詳細は公式HP(「鈴木敏夫とジブリ展」検索)を確認。
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