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公開日:2026.04.24

男子ゴルフ石坂選手 プロ7年目ツアー初V 郷土・横須賀への恩、胸に

  • 優勝を飾り、喜びを表現する石坂選手(本人提供)

    優勝を飾り、喜びを表現する石坂選手(本人提供)

  • 横須賀グリーンゴルフで練習に励む石坂選手

    横須賀グリーンゴルフで練習に励む石坂選手

 横須賀市岩戸出身のプロゴルファー・石坂友宏選手(26歳・都築電気)が4月12日、三重県で開かれた国内男子ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」でツアー初優勝を果たした。プロ転向から7年目、幾度もの優勝争いを経験しながらあと一歩で涙を呑んできた若獅子が、ついに栄冠を手にした。

 大会最終日、首位と2打差の3位から出た石坂選手は、粘り強いゴルフを展開。「68」をマークし、通算9アンダーで並んだ稲森佑貴選手とのプレーオフに突入した。激闘の末、プレーオフ2ホール目で稲森選手を下し、決着後にはその目から涙が溢れた。「自分ひとりの勝利ではなく、スタッフや地元の方の応援があり、みんなで一緒に勝ったという気持ちの方が強い」と振り返る。

「生きた球を打て」

 父の勧めで10歳でクラブを握った。小学校高学年から中学校と、学校へ通わない生活だったが、ゴルフにはめっぽう熱中。「ただただ、球を打つのが楽しくて」。横須賀市佐原の「横須賀グリーンゴルフ」や、今は無きハイランドの練習場でゴルフに明け暮れる日々を送った。

 そんな折、運命的な出会いを果たしたのが、後に石坂選手が「師匠」と仰ぐことになる故・鈴木隆さんだった。横須賀グリーンゴルフで出会った鈴木さんは、競技に関しては素人ながらも、ゴルフにひたむきに打ち込む石坂選手に感化されてか、指導をするように。鈴木さんは技術面だけでなく、「気持ちの入った生きた球を打て」と説き続け、石坂選手が練習する傍らで何時間も見守り続けるなど、家族のように深い愛情を注いだ。

 石坂選手もその期待に応えるように1日1000球もの打ち込みを課し、練習に励んでいたという。「鈴木さんがいなければ、今の自分はいない」。昨年10月に亡くなった鈴木さんの教えを胸に一歩ずつ歩みを進めてきた。

 現在は市外に拠点を置くが、今でも横須賀グリーンゴルフには頻繁に足を運ぶ。「家に帰ってきたような安心感がある」。そう話す通り、優勝直後に同所を訪れた際も、なじみのスタッフや常連客から温かい祝福を受けたという。帰省の折には野比海岸沿いをランニングすることもルーティンの一つだ。

 今後の目標について「アジアツアーでも1勝を挙げたい」と意気込む。さらに、生活支援団体への寄付や震災支援といった社会貢献活動、ジュニア育成にも強い意欲を示しており、「選手として強いだけではなく、周囲に良い影響を与えられる存在になりたい」。

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