横須賀・三浦 スポーツ
公開日:2026.07.10
一番の宝は「仲間」 金満梨々那さん(開志学園高卒 26歳)
「高校時代の夏の大会は忘れられない――」。キャッチャーとして成長した日々を振り返る。
当時の女子野球はまだ黎明期。部がある高校は少なかった。それでも、寮生活で野球漬けの日々を送ろうと決意し、女子硬式野球部を創設したばかりの開志学園高校(新潟県)に入学。厳しい冬でも、校舎からグラウンドまで約3Kmを走り、雪が降る中、かっぱを着てバットを振り、ノックを受けた。社会人チームを迎えた練習では、スローイングやキャッチングのコツを直接学び、捕手としての技術を高めていった。
日々の練習量が自信につながり、プレーにも現れるように。しかし、2年生の夏の全国大会は2回戦で敗退。遠征で、ともに練習を重ねたライバル校の横浜隼人に惜敗した。
「もう少し上に行けた」という手ごたえを胸に、最後の1年間を走り抜けた。緊張感が増す中、練習を乗り越えられたのは、仲間のおかげだった。「誰かが試合で活躍すると、みんな自分のことのように喜べる温かいチームだった」。朝の練習回数を増やし、互いに励まし合いながら、集大成となる大会に向けて切磋琢磨した。
そうして迎えた3年夏の全国大会。1、2回戦を順調に勝ち抜き、初めて迎えた3回戦。2アウト、守り切ったら勝ちの状況で、2塁打を打たれてしまう。緊迫する中、ヒットを打たれ、ランナーがホームに帰ってくるぎりぎりで守り切り、初のベスト4入りを果たした。
* * *
大学卒業後、ジャイアンツ女子チームに1期生として入団。小学生の頃、卒業アルバムに書いた「プロ野球選手になる」夢を叶え、初代キャプテンを務めた。仲間を大切に思う気持ちは高校の頃から変わらない。
少しずつ広まっている女子野球。新たな参入者を増やすため、その土台作りに今日も尽力する。
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