横須賀市出身で、リオデジャネイロパラリンピック・車いすラグビー銅メダリストの山口貴久さんによる講演会が、今月19日に三崎小学校で行われた。
山口さんは19歳で交通事故により頸髄を損傷、四肢に麻痺を負った。入院中は食事もままならず、60kgあった体重は30kg台まで減少するなど「一番つらい経験だった」と振り返った。退院後、障がい者であることを痛感し、「弱い自分を変えたい」とパラスポーツに挑戦。2012年に車いすラグビー日本代表に招集され、厳しい練習を乗り越えてきた過去を例に「報われない努力はあるが、無駄な努力はない」「失敗を恐れず、そこから何かを学ぶことが大切」と持論を述べた。
また、障がい者や外国人へのバリアフリーについても触れ、その一歩として積極的な声掛けによる助け合いを啓発。「簡単そうで出来ない人も多い。みんなには出来る大人になってほしい」とエールを送った。
同講演は選手との交流で、障がいや競技の理解促進をめざした県の事業として行われた。
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