連載18 世界一の素敵親子をめざして 文・家庭教育支援チーム「はっぴー子育て応援団」
各地で夏の風物詩である夏祭りは神事のみ、花火大会も中止されています。例年私も夏休みの旅行を励みに日々頑張っていますが、今年は大きな楽しみがない夏休みになりそうです。もうすぐ始まる夏休みを皆様はどんなプランで迎えますか。
新型コロナウイルスによる保育園の休園で保護者の育児負担が増え、アンケート回答者の6割がうつ病検査推奨対象だそうです。コロナが私たちの生活に及ぼす影響の大きさがわかります。本来楽しくやりがいのある「子育て」が保護者の大きな負担になってしまうのはとても残念です。
育児負担には、心理的、肉体的、経済的負担があります。お子さんの年代によっても感じ方に違いはありますが、常にこれらの負担感と戦っているのが子育てではないでしょうか。心理的負担の中に「子どもが言うことを聞かない」と悩む保護者は多くいます。要因は様々ですが、言うことを聞かせることについて考えてみましょう。
日常生活の中で、お風呂に入りなさい。片付けなさいなど指示を出しますが、なかなか素直に聞いてくれず、何度か繰り返して最終的に大きな声で感情的に伝え、子どもが泣きながら従う場面。この状況が日々起これば疲れますね。まさしく心理的負担増です!
指示を出すときは「タイミング」が大切。子どもが遊びなど活動中に指示を出すのは効果的ではありません。例えば「今晩は7時にご飯を食べるから、6時45分に片付け始めようね」とあらかじめ伝え、6時45分に「ご飯だから片付けなさい」と落ち着いて声がけをします。この際「片付けてくれる?」と質問形式は避けてください。子どもが動き始めるまでのある程度の時間幅も考慮し、これを繰り返していけばスムーズに動けるようになります。指示で動けたときは、時間通りに片付けて「えらいね」「ママ嬉しい」などの褒め言葉や感謝を伝えましょう。「スムーズに動いてくれると、さらに愛おしく可愛くなった」とたくさん保護者からのコメントを受けています。親子の笑顔があふれる夏休みになりますように。(つづく)
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