名向小学校の3年生31人が今月17日、小網代湾でマダイの稚魚放流を体験した。主催はNPO法人小網代パール海育隊(うみいくたい)(出口浩理事長)、一般社団法人みうら学・海洋教育研究所の協力で、三浦の子どもたちに豊かな海の大切さを知ってもらおうと毎年行われているもの。
海洋環境保全や水産資源の維持増大を目的に、種苗生産・放流を行う公益財団法人神奈川県栽培漁業協会(城ヶ島)が、稚魚を提供。4カ月ほど育てた体長約7〜8cmのマダイが用意された。
卵からふ化させて稚魚や稚貝を一定の大きさまで育てた後に、海に放す栽培漁業。養殖との違いや、魚の繁殖場所として重要な役割を果たす海草「アマモ」について、同協会専務の今井利為さんが説明した。
その後、児童らはバケツに入ったマダイを船揚場に置かれたスロープから海へゆっくりと放流。「早く大きくなって帰ってきて」「元気で頑張ってね」などと声を掛けていた。
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