三浦 コラム
公開日:2022.09.09
三浦半島 草花歳時記
第35回 「トウモロコシ」の毛は実の数と同じ
文・写真 金子昇
焼きたての「トウモロコシ」をかじった時の美味しさ、何とも言えませんね。でも細長い毛が邪魔していませんか?トウモロコシの毛は何のためにあるのでしょう?
トウモロコシは熱帯アメリカ原産で、コロンブスがヨーロッパに持ち帰り、日本へは16世紀後半にポルトガルから渡来しました。それ以前からある中国産の「モロコシキビ」に似ているため、「唐モロコシ」と名づけられました。中国名「玉米」、英名「コーン」。
トウモロコシの多数の長く赤い毛は、雌蕊(めしべ)の花柱(花粉がつく柱頭から子房までの部分)で非常に長いため、受粉後に伸びていく花粉管が子房(受精後果実になる部分)に到達するまでには、約一昼夜かかります。つまり食用部の一粒(実)には、この毛が一本ずつ付いていることになります(粒の数と毛の数は同数)。また果実は8列から16列と規則正しく並んでいます。
トウモロコシは自己消化が激しいため、収穫後そのままにしておくと糖分が急激に減っていくので、早く食べるか冷凍しておくことが肝心です。
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