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三浦 人物風土記

公開日:2022.09.09

「カントリー音楽を楽しむ会」の代表で9月17日(土)にラストライブを行う
渡邊 稔さん
上宮田在住 76歳

  • 渡邊 稔さん (写真1)

燃える”カントリー魂”

 ○…テンガロンハット、ウエスタンシャツ、デニム、ブーツを身に纏い、軽快なテンポでエレアコをかき鳴らしながら熱唱――。アメリカ南部発祥のカントリーミュージックをこよなく愛する会の代表を務める。南下浦市民センターの閉館に伴い、メンバー恒例のステージだった「公民館フェス」でのライブは今回で最後。「悔いの残らないように歌い切りたい」。朗らかな笑顔の中に悲しみが同居する。

 ○…都内出身。8つ上の姉の影響で、小学生高学年になると、ラジオから流れる進駐軍向けの音楽を聴き、1人で悦に浸った。高校生でバンドを結成。「キングストン・トリオ」など往年のアーティストの曲を夢中で演奏した。川崎市のコンサートホールを運営する会社で経理として働き、26歳で結婚。その5年後に三浦に移住した。

 ○…退職後もカントリーに対する熱い想いは冷めることがなかった。「もっとたくさんの人が身近に楽しめる場を作りたい」と16年ほど前に会を発足。当初は仲間4人だったが、今では18人が月2回の練習を共にする。ライブに向け、メンバーの曲目をまとめ、キーやコードを決めるのが自身の役割。「シンプルでメロディアス、心情溢れる曲も多いのがカントリーの魅力。歌詞を間違えてもいい。音を外してもいい。いかに真剣になれるかが大事。ボケ防止にもなるしね」といたずらっぽく笑う。

 ○…演奏活動の傍ら、「三浦の自然を学ぶ会」にも所属。黒崎の鼻の清掃や田植えを長年にわたって続けるなど、多くの出会いがあり、交流が生まれた。ただ、バンドは一旦全て解散となる。「今後も何かしらの形で”カントリー魂”を残していければ」。リハーサルに戻り、哀愁漂う背中でリズムを刻んだ。

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