地元のサッカー少年に未来のJリーグ選手やワールドカップ代表選手を目指す励みにしてもらおうと、逗子市在住で前日本代表監督の岡田武史さんを講師に招いた「逗葉中学生サッカー教室」が13日、南郷中学校グラウンドで開催された。逗子葉山ライオンズクラブ(池田翼会長)の主催で地域奉仕活動の一環。
サッカー教室は平成10年、21年に続いて今回で3回目。これまでは小学生を対象に開催していたが、今回初めて中学生を対象に実施。同クラブ名誉会員でもある岡田さんが「地元のサッカー少年のためならば」と今回も協力を快諾した。
当日は南郷中、葉山中、逗子中、沼間中、久木中、逗子開成中の5校から中学1年生、2年生計143人が参加。W杯で日本代表を二度ベスト16まで導いた指導者の声に真剣なまなざしで聞き入った。岡田さんは冒頭でサッカーをする上での3つの心構えを紹介。「まずはサッカーを好きになること。次に夢や目標を持つこと。最後に(プレーをする上で)自分で考えて工夫すること」と選手らに投げかけた。
練習ではボールの押さえ方やボール回しなどの基本動作から始まり、ドリブルやフェイント、ディフェンスの動き方などテクニックを指導。また試合形式の練習も行われ、選手たちはおよそ2時間半、爽やかな秋晴れの下汗を流した。
教室を終えて岡田さんは「思った以上に参加者のレベルが高かった。いつかこの中から将来活躍する選手が出てきてくれたら嬉しい」と話した。また参加した南郷中学校2年生の菊地夏輝くんは「緊張したけどとても参考になった。今日教わったことを自分だけじゃなく、チームで活かしたい」と話した。
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