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逗子・葉山版 公開:2014年1月1日 エリアトップへ

新春町長インタビュー子育て支援、ごみ処理に意欲 「前進感じられる年に」

政治

公開:2014年1月1日

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インタビューに応える山梨町長(=昨年12月、役場町長室)
インタビューに応える山梨町長(=昨年12月、役場町長室)

 本紙では新年の幕開けにあたり、山梨崇仁葉山町長に新春インタビューを行った。町長に就任し、折り返しの3年目。取材では今年の重点政策に子育て支援やごみ処理の推進に意欲を示しながら、今年1年を「町民が町政の前進を感じることができる1年にしたい」と意気込んだ。(聞き手=編集長・佐藤弦也)

――まずは昨年を振り返ってどんな1年でしたか。

 「町民の皆さんに支えてもらい、多くの力をいただいた1年だったと思っています。繋がりや絆の強さ、皆さんの町を思う気持ちには本当に感謝しています」

――具体的に支えられたというのはどういう場面で。

 「本年度のテーマで取り組んでいる子育て支援や子育て環境では、各イベントを含めて色々なご意見をいただきながら施策を進めることができました。例えば昨年6月、町の小学生を対象に実施した『海山に親しむプログラム』。潮干狩りや稚魚放流を行いましたが、漁協からの寄付や青少年指導員やジュニアリーダーをはじめとした多くの人が子どもを見守ってくれたり、商工会青年部が店を出してくれたりと、皆さんが盛り上げてくれました」

――町長に就任して任期の折り返しです。目標の達成度はいかがですか。

 「4年間でマニフェスト達成を目指していますからまだ達成度は測ることはできませんが、この2年で基礎固めはできたと考えています。職員が議論を重ねて方向性を定め、私自身も一緒に話し合うことができた。今年以降はそこから出てきたものを形にしていくことが課題になります」

――横須賀、三浦両市とのごみ裁判についてです。昨年12月、最高裁が上告受理申立てを退けたことで町が約400万円の賠償金を支払うことで決着しました。結果を受けていかがですか。

 「ようやく終わったなという印象です。前町政からの足かせで近隣市と不幸な関係にありました。今後は両市との関係改善に努めたい。ごみ処理についても話を進めることができる状態になりましたので、一先ずはほっとしています」

――ごみ処理について今後の方向性は。

 「近隣とのパートナーシップなくして葉山のごみ処理は立ち行かないと考えています。交渉する環境はようやく整ったので、安定処理に向けて近隣、または協力してくれる自治体に働きかけて早期に良いパートナーシップを築きたいです」

――今年6月からごみの戸別収集が始まります。近隣市の例を見ても戸別収集は有料化とセットというのが一般的ですが改めて考えを聞かせて下さい。無料での実施は可能ですか。

 「まず戸別収集には福祉、防犯の面で副次効果もありますから、時代の流れと照らし合わせてもやるべきことと考えています。無料での収集については戸別収集に伴う資源ステーションの半減による委託費の削減など幾分余裕ができます。また最大のポイントはごみが減量すればコストがさらに安くなるということです」

――それには町民の協力が不可欠です。

 「その通りです。ただ葉山町民は環境への関心、意識が高く、協力を仰げると信じています。年明けから町内会への働きかけをしながら地域ごとの説明会も順次進めていきます」

――新たな認可保育園の建設予定地に森戸荘跡地があがっています。見通しは。

 「現在所有する国と建物の解体費や建設費などを調整している段階です。町としては今後詳細が詰まり次第、新たな事業者を選定していきます。調整には時間を要しますが、来年度中には確実に新設、開所をしていきたいです」

――機構改革については就任直後から目標に掲げています。進捗は。

 「今年度は機構改革に関する検討委員会を職員に開いてもらい、答申を受けて進めるべきことをまとめています。具体的には今年度中に消防にある防災担当の庁舎への移転があがっています。その他に、カウンターでの課の呼称改善なども考えています。町民の目線を大事にしながら進めていきたいと思います」

――財政状況の見通しは。

 「皆さん大変な中、税を納めて頂けるおかげで、税収は横ばいです。社会保障費の支出増もあり全体では現状維持ができるかというところですが、それでも知恵と工夫で色々な施策を前向きに進めていけると思っています」

――2020年、東京五輪の開催が決まりました。日本ヨット発祥の地として期待することは。

 「前回大会のように江の島がメイン会場、葉山がサブ会場になればという思いはあります。そしてぜひとも地元葉山町から五輪選手が出てくれればと期待しています」

――最後に今年1年、どんな年になるでしょうか。

 「前進している町の姿を多少なりとも感じてもらえる年になると思います。町民と描く未来図への第一歩。引き続き議論を進めながらあらゆる政策に取り組んでいきます」

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