4月3日告示、12日投開票の日程で行われる神奈川県議会議員選挙(定数105)。タウンニュース社では、立候補予定者を対象に独自のアンケート調査を行った。1期4年間の黒岩県政については、「評価する」人が約8割を占めることが分かった。
〈3月2日起稿〉
調査は2月20日時点で4月の県議選に出馬を予定している現職・新人・元職を対象に記名式で行い、148人から回答を得た。回答者の内訳は自民47人、民主31人、公明9人、みんな5人、維新15人、神奈川ネット4人、共産9人、次世代1人、無所属・その他27人。
質問は【1】黒岩県政を評価するか【2】横浜市などの政令市が進める神奈川県からの独立を目指す「新たな大都市制度」の創設について【3】県議会議員の定数について【4】県議に当選した際、最初に取り組む施策【5】県内で最も好きなスポットの5問。
【1】では「大いに評価する」が45人、「ある程度評価する」が72人で、2つが全体の約8割を占め、「あまり評価しない」22人、「全く評価しない」9人を大きく上回った。政党別にみると、自民・民主・公明の立候補予定者が「評価する」に回答しており、4年前に与野党が相乗りで推薦した黒岩県政を下支えしている構図がうかがえる。一方で、共産・神奈川ネットの予定者は「評価しない」としており、みんなの改革・維新予定者は「評価する」「評価しない」が分かれた。
政策別(複数回答可)にみると、評価できる政策は黒岩知事が注力してきた「医療・健康」(93)、「産業・経済」(78)、「環境・エネルギー」(64)が上位。
一方で、評価できない政策は「行政運営」(32)、「環境・エネルギー」(32)、「財政」(30)の順だった。
【2】の大都市制度の導入については自民・民主・公明のほとんどが「そのほか」と回答。「賛成」(24)と「反対」(26)は二分した。【3】の議員定数は民主・公明・みんな・維新・無所属の多くが「減らすべき」(84)と回答し、自民や神奈川ネット・共産などが多く答えた「現状程度」(63)を上回った。
近藤氏、矢部氏も回答
逗子市・葉山町選挙区(定数1)に立候補を表明している近藤大輔氏と矢部房男氏も今回のアンケートに回答を寄せた。
両氏とも【1】の黒岩県政への評価では「大いに評価する」と回答。【2】の「新たな大都市制度」については「地域主権実現の立場からは評価できる一方で、県や他の市町村との合意形成が必要」(近藤氏)、「県は各自治体の行政サービスを最大限・効果的に支援する体制を築くべき」(矢部氏)との理由から「そのほか」を選択した。一方で【3】の議員定数削減については近藤氏が「減らすべき」、矢部氏が「現状程度」と答えた。
両氏を含む県内全立候補予定者の回答はタウンニュースHP内「政治の村」(http://seijinomura.townnews.co.jp)で掲載している。
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