逗子市は18日、2016年度当初予算案を発表した。一般会計は前年比7・9%増となる196億9700万円で4年ぶりのプラス編成。インフラ整備や市債元金の償還開始などにより、過去10年間で12年度に次ぐ予算規模となった。
歳入は全体の半分近くを占める市税のうち、市民税が2・6%(1億2900万円)増の51億400万円。4月から都市計画税の税率を引き下げる影響で全体としては前年比1%(9100万円)微減した。インフラ整備による市債の発行(20億8000万円)や財源不足に充てる財政調整基金などの取り崩し(5億900万円)などでバランスを取るなど、「大変厳しい予算編成」(平井竜一市長)となった。
歳出では神武寺トンネルの改良工事や(仮称)療育・教育の総合センター整備、池子の森自然公園整備などで公共施設整備に充てる投資的経費がかさみ、109・9%(9億6400万円)増の18億4200万円。人件費は3・8%(1億8800万円)減だったが、扶助費が5・7%(2億600万円)増、公債費が21・8%(3億5800万円)増で、3つを合わせた義務的経費は3・7%(3億7700万円)増の106億5400万円となった。
逗子市は今年度予算案を「少子高齢社会克服へ 逗子モデル構築予算」と銘打ち、新たに開所する地域包括支援センターや基幹型地域包括支援センターなど地域包括ケアシステムの構築などを重点施策として掲げている。
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