高齢者福祉、障害者福祉に注力してきた認定NPO法人「ぐるーぷ藤」の創立30周年記念式典が先月5日、藤沢商工会館で開催され、多くの来賓や関係者が集まった。
あいさつに立った鷲尾公子会長は「何も知らない普通の主婦が、親の介護をきっかけに立ち上げた。気が付けば30年。家族のように寄り添う支援を続け、多くの仲間たちに支えられ活動してきた。志と心意気をもってこれからもまっすぐに活動していきたい」などと述べた。
来賓として壇上に上がった鈴木恒夫市長は市の福祉施策への貢献に触れ、「船頭的な役割を担ってくれている」とこれまでの活動を評価。国内でも名が知れる活動に敬意を表すとともに「日本の福祉のためにもトップを走ってほしい」と今後の活躍への期待を語った。
同NPO法人は1992年3月、任意団体ワーカーズ・コレクティブ藤として発足。「年をとっても、病気になっても、障がいがあっても自分らしく暮らせる街をつくる」ことを理念に、市民主体で活動してきた。
市民目線の「寄り添う介護」は多くの支持を獲得。08年には全国の介護団体の中から選ばれる毎日介護賞奨励賞を受けている。市内に2つの福祉施設を持ち、3つ目を建設中。最近ではフードバンク事業や、子ども食堂事業も行っている。
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