神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
藤沢版 公開:2024年9月13日 エリアトップへ

石川在住 宮崎武志さん(83) 見えなくても、3000万歩 「心は見える」日々はつらつ

社会

公開:2024年9月13日

  • X
  • LINE
  • hatena
ヘルパーと共に笑顔で歩く宮崎さん(左)
ヘルパーと共に笑顔で歩く宮崎さん(左)

 視覚障害がありながらも、毎日約1万歩のウォーキングを続ける石川在住の宮崎武志さん(83)は、2016年4月、自宅から大庭の引地川親水公園まで足を運ぶ日課を始め、8年5カ月で累計3000万歩以上になった。現在ギネス登録を申請中。「継続は力」をモットーに掲げ、日々を楽しく健康に過ごすためにさまざまな取り組みを行っている。

 60代から始めたウォーキング。「網膜色素変性症」を患い、視力を失いながらも続ける理由は、それが「生きる力」になるからだと語る。

 「自分の1日の行動には、1から万までの数字が入っている」。日課として、朝にまず1杯の冷たい水を飲み、10人と話し、文章を100文字書き、音声で1000文字読み、1万歩歩く。健康を保つために考えながら過ごすことが、はつらつとした日々を送る秘訣となっている。

 毎朝4時に起床し、6時頃に家を出発する。石川2丁目の坂を下り、引地川沿いをさらに南下。ヘルパーとの会話を楽しみ、鳥や虫の声を聞きながら歩く。会話の内容は多岐に渡り、音声で知った情報をクイズ形式にしてアウトプットすることも多いという。

 親水公園に到着すると、園内のあずまやに腰を掛け、同じように歩いている人たちと談笑する。宮崎さんにとって人との出会いは、人生を貫く要素の一つだ。

 中学卒業後から自動車整備工場に就職。29歳で独立開業後はガソリンスタンド経営や車の販売を行い、ライオンズクラブの社会奉仕活動にも参加した。多くの人々と触れ合い、その経験は「今でも生きている」といい、「目は見えなくとも、心は見える」と話す。

 50代で視界の異変に気づき、熱海在住の時に参加したウォーキングイベントから今日まで歩き続ける。ギネス申請については「孫などがやっているから、自分にはよくわからない」という。今夏からは体に無理のないように1日8000歩に減らした。「これからもマイペースに、楽しく歩いていく」

鎌倉市交通安全対策協議会

初詣に合わせて鎌倉駅周辺の交通規制を行います。鎌倉への初詣は電車・バスをご利用ください。

https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/koutsuu_anzen/nennmatsu.html

<PR>

藤沢版のローカルニュース最新6

シャトルバス実証実験運行

江の島⇔片瀬江ノ島駅

シャトルバス実証実験運行

12月13日

中学生ボウラー、男女で日本一

滝沢さんと杉山さん

中学生ボウラー、男女で日本一

江の島ボウルで腕磨く2人

12月13日

シニアグループ練習の成果披露

今田団地自治会

シニアグループ練習の成果披露

12月13日

小・中学生60作品、一堂に

交通安全ポスター展

小・中学生60作品、一堂に

12月13日

陶器とフェルト2人の人形作品

「大きな大根とれたよ」

なかよしランド特別企画 青木幼稚園

「大きな大根とれたよ」

12月13日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月13日0:00更新

  • 12月6日0:00更新

  • 11月29日0:00更新

藤沢版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年12月13日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook