神奈川県の「安全・安心まちづくり旬間」にあわせて藤沢北警察署(仲戸川博幸署長)が11日、「藤沢北安全・安心まちづくり防犯ポスター」の表彰式と防犯啓発イベントを開催した。
毎年10月11日から20日までの同旬間では、県内各地で防犯活動活性化や防犯意識向上の取り組みが行われる。
同署では、今回初めてポスターを募集した。管内の市立小学校17校の児童が夏休みに特殊詐欺や闇バイトの防止を啓発するポスターを制作し、寄せられた74作品から12作品が入賞。同署で表彰を受けた。表彰式で仲戸川署長は「子どもの目線で犯罪防止を啓発するために企画した。快く参加していただき感謝している」と述べ、「特殊詐欺の件数は残念ながら増加傾向にある。ポスターを見て気をつけようという思いが広がってほしい」とした。入賞者の一人で大庭小学校5年の日置怜菜さんは、スマートフォンを中心に据えた構図で注意を呼び掛けた。日置さんは「電話での詐欺を防ぐきっかけになってくれたら」と話した。
湘南台駅地下でのイベントでは入賞者のうち、5人が「1日署長」として参加。警官の制服を着た児童らが防犯を呼び掛けるチラシやグッズなどを駅利用者に手渡した。
応募作品は、12月31日(火)まで管内の市民センターや湘南台駅地下自由通路などに掲出される。
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